ホーム・ライフ Home Life
小さい頃ともだちの家に遊びに行くとそれぞれの家で独特の「におい」があったような気がします。別に「くさい」わけではないんです。その家独特の「におい」であって、友達や家族のそれぞれに別に「におい」があるわけではないんですよね。
最近はCMでも消臭とか除菌とかそういうたぐいのものが幅をきかせていますが、あんまりやりすぎると、「応用の利かない体」になりそうでなんか怖いです。別に根拠はなくて何となくなんですけど...
数年前スピルバーグ監督作品で「A.I.」というのがありました。あんまり評判にもなりませんでしたが私は非常に好きな作品です。その中でロボットエンジニアの男性が自分の好みに合わせて女性ロボット(?)を作り、”毎晩”テストしていますよ、とジョークを飛ばす場面があったり、女性が男娼ロボット(ジュード・ロウ)のところに遊びに(?)来る場面がありました。このお話で最終的にニンゲンは滅んでしまうのですが、男女関係さえも自分の都合のいいようにできてしまうとやはり「応用の利かない体」になってしまって、それが滅亡の原因になったに違いないと自分なりに解釈しました。
現在はそこまではないかもしれません。でも注文するとすぐ料理が出てきて、柔らかくてそこそこの味がする食べ物があふれていますし、普段の生活では体を動かす必要がないからわざわざジムに通って不自然な運動をしなければならないし...(トレッドミルの上で1時間も走るなんてやっぱり不自然ですよね)
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