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2005年7月28日 (木)

グラティテュード Gratitude

ビョークの「拘束のドローイング9」のサウンドトラックを聴きました。
サウンドトラックということを割り引いて考えてもなかなか良い出来です。

dr9-1

このアルバムを聴いてまず驚いたのは「Hunter Vessel」、「Vessel Shimenawa」という曲でした。ほとんど(全て?)がホーンのみで綴られた音楽です。これまで発表されたビョークの作品には見られない展開です。ホーンのみというとダーティ・ダズン・ブラスバンドが思い出されますが、ファンキーではなく重奏感があって、静かですが躍動感のある音楽です。私はDavid Byrneの「Music For "Knee Plays"(求むCD化)」を思い出しました。

このアルバムはビョークのヴォーカルが余りフィーチャーされていないということで好き嫌いが分かれそうですね。ビョークといえばまず "あの声" ありき、ですが、これまでいろいろなヴォーカルスタイルが試されてきており、前作の「Medulla」はその究極的な作品でした。私のような熱烈なビョークファンにとっては "あの声" を「聞き慣れてしまった」感は否めません(あの声があれば何でもオッケーというのも実はありますが)。私のような "すれた" ファンにはこのアルバムはなんとも心地よいのです。
「Gratitude」のウィル・オールダム(この人全然知りませんでした)のヴォーカル、いいです。味があるなぁ。歌詞のアイディアも素晴らしいです。曲の最後に「...shi...zu...ka...」とつぶやくところがなんともかわいいです。
「Holographic Entrypoint」の謡はシンプルこの上ないですが鼓の音との完璧なアンサンブルです。非常に心地よいです。空間を感じさせるというか、音の "ぬけ" がいいというか、これはミキシングのためなのでしょうか?

このアルバムはコンポーザーとしてのビョークの面目躍如という作品です。これからは他のサントラの仕事も見てみたいです。

dr9-2
CDのレーベルは "えび"でした。

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コメント

このCDを見ると美術館の展示会場で嗅いだ匂いを思い出します。

投稿: にえにえ | 2005年7月28日 (木) 23時46分

先程、幸宏氏の記事にコメントをさせて頂きました。
るき様のブログをリンクに登録させて頂きました。
不都合がありましたら、ご連絡下さい。すぐに対処させて頂きます。
今後とも宜しくお願いします。

投稿: shuuma | 2005年7月29日 (金) 08時52分

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