昨日はブログの更新でつまずいてしまいました。
今日はしきり直しです。
昨日書きたかったのは、金曜、土曜と引っ張ってきたTalking Heads「Remain In Light」のリマスター盤についてなんですよ。
このアルバムはTalking Headsの代表作というよりロックの名盤としてあげられることが多いですよね。
私がこのアルバムを聴いたのは高校生の時なんですが、友達の松尾君から「これ、すごいよ」と言われたのがきっかけです。それまで、Talking Headsなんて全然知らなかったんですけど、音楽雑誌を覗いてみると、たいがい誉めてあるじゃないですか。それで少ないお小遣いの中から、これを買ってみたわけです。
はじめはピンと来なかったなぁ。それまで聴いていた音楽とあまりに違っていたんですよね。TOTOとかホール&オーツとか好きだったものですから。
でも、もったいないじゃないですか、そのまま嫌いになっちゃうのは。それで必死に何回も聴きました。
あと、進んだロックファンは”こういうもの”を聴くもんだ、とも思ってもいたかな(やっぱ当時はNew Waveの全盛期ですから、背伸びしてました)。
不思議なことに、だんだん良くなってくるんです。当時持っていた安いヘッドフォンでがんがん鳴らしていると、単調なグルーヴが頭と体を直接刺激するというか、情緒的な感覚が入る余地が無くなってしまって、「音楽に身をゆだねる」という状態になってしまうんですね(PILの「Flowers Of Romance」やKing Crimson「Discipline」も似た感覚だったな)。
それからTalking Headsに夢中になってしまって、アルバム全部揃えてしまいました。ただひとつ、今でも残念なのは、ラウシェンバーグがパッケージデザインした「Speaking In Tongues」を買わなかったことです。通常盤よりちょっと高かったんです。
今回のリマスターから話がそれてしまいました。
前も書きましたが、Dual Disk盤の「Dual Disk Brick」というボックスセットをCDとDVDを2枚組にしてばら売りする、というのが今回の”売り”です。
単身赴任状態でオーディオに関してはどのくらい凄いかというのはもうお手上げなんですが(iPodとPowerBookしかないんです)、それで聴いても音の厚みは違うみたいです。
よくリマスター盤は音の分離が良すぎてアナログ盤で聴いた時の感覚とかなり違うことがありますが、これはアナログ盤をグレードアップした感じがします(オーディオマニアの皆さん、ごめんなさい。あくまでも個人的な感想ですよー)。Jerry HarrisonとE.T. Thorngren(びっくり。久しぶり名前見た)、良い仕事してます。
あとお楽しみはテレビライヴの映像が2曲納められていること。動くエイドリアン・ブリューを始めてみました(あの赤いジャージみたいなズボンはなんでしょう。かっこいいのか?)。
今回は「Remain In Light」を手に入れたんですが、他のも少しずつ揃えよーっと。嬉しすぎるよー。
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