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2006年3月13日 (月)

ヴォーチェ Voce

昨日の日曜日、熊本市現代美術館で「Ann Hamilton アン・ハミルトン <VOCEヴォーチェ>」を観ました。

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テレビの新日曜美術館の本編を見逃したんですが、最後に美術館紹介でこれがちらっと映ったんですよ(ちょうど土日で帰っていたのでした)。それじゃあってことで行ってみたのでした。

インスタレーションですよ。
どういう作品かをここに記すのはとても難しいんですよ。
ちょっと引用です。

本展では、熊本を訪れ、調査を重ねて生み出された新作インスタレーションvoceを発表します。展示室1では、蝉の声と二つの映像が回転し、音と光の交差する空間が生み出されます。

って何だかわかります?
割と広いなんにもない暗い部屋で、むき出しのスピーカーが天井から吊られているんですけど、これが結構なスピードで周りながら蝉の声らしいものを鳴らしています。この回転するスピーカーが10個近くあってぐるんぐるん回っているんです。
そしてその壁にはトリートメントされた古い記念写真の足だけとか頭だけとかが映写されているんです。この映写はゆっくり回っています。

その部屋に立っていると、自分にも映像が重なって人型の影が壁に伸びたりしてちょっと愉快。

もう一つは
隣接する展示室2は、木製のテーブルで埋め尽くされ、新たな地平線が形づくられます。テーブルに載せられた古いアナログラジオ、電気スタンド、着物、すべてがビニールシートで包まれ、ラジオ管の通電音が基調となり、時折聞こえる蝉の声や、鳥の鳴き声をまねる人の生の声が、溶け合うのです。鳥の声をヘッドフォンで聞き、自ら発声し、形を与えていく試み、それは人間的な手段による記録や解釈が及ばない鳥の歌をてがかりに、言葉では交わることのできない心の声を発し、聴くというあり方を体験する場になることでしょう。(voceとはイタリア語で「声」の意味です)

これまた何のことやら、でしょうねぇ。
もう書いてあるまんまなんですけど、想像できます?
入場すると小さなMP3プレーヤーみたいのとヘッドフォンを渡されるので耳に当てると鳥の鳴き声が聞こえるんです。それを聴きながら台の上に上って自分も鳥の声を出してみましょうっていうんですから、ちょっと恥ずかしいのです。
2、3か所では、鳥の声を出すボランティアの人(募集してましたよ)が台に上がって鳴いてるんです。その姿が妙に展示とマッチして良い感じでした。

私も台に上がったのですけど、やっぱり声を出すのは恥ずかしくてそのまま降りてしまいました。アートには向かない人間ですね。

妙な展示でしたが、なんとなくほのぼのしてしまう空間というか、なんとなくおかしみのあるインスタレーションでしたね、私的には。

「本展は熊本市現代美術館の単独企画で、他館への巡回はありません。」だそうです。お好きな方はお早めに。

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