君の意思のままに Hang On To Yourself
直感を信じろ、自分を信じろ、好きを貫け、人を褒めろ、人の粗探ししてる暇があったら自分で何かやれ。
梅田望夫さんのブログからです。
若い人に向けての言葉なのでしょうが、「ずん」と響きました。
二十歳にもなれば、その人のすべてはもう顕れている。その自分の良いところを見つけるには、自分の直感を信じ(つまり自分を信じるということ)、自分が好きだと思える「正のエネルギー」が出る対象を大切にし、その対象を少しずつでも押し広げていく努力を徹底的にするべきだ。そういう行動の中から生まれる他者との出会いから、新しい経験を積んでいけば、自然に社会の中に出て行くことができる。「好きなこと」と「飯が食えそうなこと」の接点を探し続けろ。そのことに時間を使え。
「徹底的に」努力をしてきたことはないのですが、社会人になってからの約20年(もう20年だよ!)「好きなこと」と「飯が食えそうなこと」の接点を探し続けてきた日々だった様な気がしました。
「これが自分の方向かな?」と思い始めたのが30代半ばを越えてからだったのですが、それからは自分の居場所を探して(今も探してます)数年ごとに、あるいは数か月で職場を転々としました。
比較的長く居たのに得るものが少なかったところ、短い間だったのにその後の自分の方向に強いインパクトを残したところ、それはそれはいろいろです。でも総じて言えるのは、どこであっても「他者との出会い」「新しい経験」は何ものにも代え難いということです。
先々週だったかな、「金曜かきこみTV」というNHK教育の子ども番組をぼんやり見ていたら、山本晋也カントク(みうらじゅんだったかも)が「ずっとオトナになった気がしなかったけど、小さい文字が見えなくなって、コドモからオトナにならずに年寄りになった気がした」みたいなことをしゃべっていました。
「あー、これは俺のことだな」としみじみ感じ入ってしまいました。自分のキモチは20歳のころとあんまり変わってなくて、「自分の居場所はきっとどこかにあるんだろうな」というガキみたいな想いはなくならないのですが、いかんせんカラダがついていかない時があるんですよね。そんなときは「もうここで落ち着いちゃおうかな」とかも考えたりもするんですがね。
梅田望夫さんのブログはこう締めくくっています。
それでもっと悪いのは、ダメな大人の真似をして、自分のことは棚に上げて、人の粗探しばかりする人がいることだ。そうすると利口に見えると思っているかもしれないけど、そんなことしている暇があったら自分で何かやれ。
ちゃんとしよう、ちゃんと。
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コメント
るきさん、こんにちは
>比較的長く居たのに得るものが少なかったところ、短い間だったのにその後の自分の方向に強いインパクトを残したところ、
私とるきさんの職歴を比べるのはレベルが違いすぎてるきさんに誠に申し訳ないです。でも私もるきさんが書いた、この一文、胸に刺さりました。
今また転職を考えています。ただ、今までの転職と違うのは同業他社への転職。
とりあえずやりたいことは決まりました。これで少しは飯が食えるようになっていきたいのです。
投稿: ぷくちゃん | 2007年3月18日 (日) 23時40分
こんにちは、ぷくちゃんさん。
同年代の人間としてぷくちゃんさんの心情と私の想いは似ているところがあるのかもしれませんね。
精神的に進歩していないにも関わらず、年だけは着実に重ねていかねばならないのはとても残念です。
転職ですか、それは一大決心ですね(最近の「受験」もそのためだったのですか)。はじめは大変でしょうけどきっとうまくいきますよ。そんな気がします。
ただブログの更新はできるだけ怠りなくお願いします。ファンとしてはそれだけが気掛かりです。
投稿: るき | 2007年3月19日 (月) 08時13分