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2007年5月29日 (火)

チャーム Charm

先週の東京出張に引き続き、今週は京都へ出張でした。

研究会は土曜日午後から夜までみっちりだったのですが、翌日の日曜日はフリーだったので、かねてより楽しみにしていた相国寺で開催された「若冲展」に行ってきました。

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朝10時より開場だったのですが、ちょっと遅れて10時30分に到着したところが、なななんと、「80分待ち」で大量の人間が列をなしているではないですか!
ちょっと躊躇しましたが、もう次はないんだから、と覚悟を決めて最後尾に並びました。また5月というのにこの日が暑くてね。

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いやいやもう大変。当日券を買うまでが約90分。そこから実際に「動植綵絵」にたどり着くまでさらに120分。死ぬかと思いましたよ。先週のダ・ヴィンチの「受胎告知」なんかかわいいものですよ。

あふれ返るヒトの列に続いて館内に入るとまずは水墨画コーナーです。巨大な襖絵の数々「鹿苑寺大書院障壁画」もここに展示されています。素人としては「水墨画」となるとちょっと構えてしまうのですが、若冲の場合は威圧感がないというか非常にやわらかいというか柔軟というか....いいんだよねぇ。大きいだけあって迫力はすごいのですが、なんとなく和んじゃうんだなぁ。

水墨画コーナーから並ぶことさらに1時間くらいかな、やっと「動植綵絵」と「釈迦三尊像」の間に到着しました。もうこの時には精根尽き果てていたのですが、中央に3幅の「釈迦三尊像」、それを取り囲むように30幅の「動植綵絵」がバーン。砂漠にオアシスとはこのこと。感激したなぁ。

圧倒的迫力。絢爛。でもしなやか。胸に迫ります。

天才なんだと思うな、若冲って。でも天才にありがちな慢心というか「ちょっとここは手を抜いちゃおう」的なところが全く見られないところがまたすごいよな。絵の隅々まで気の入れ方が均等。

水墨画では構図の大胆さが際立つけれども、「動植綵絵」もね、やっぱ構成がすごいんだわ。「牡丹ってなんて美しいんだ」と思ったら画面いっぱいをたくさんの牡丹で満たしてしまう。「梅!」と思ったら小さな梅の花をこれまた大量に画いてしまうわけです。もうちょっとアクセントなり、空間を生かすと良いんじゃないの、とかいう平凡な考えは持ち合わせていないんでしょう。
そういう絵を前にしてしまうとこちらとしては「あぁ、梅....」とその濃密さに身を委ねてしまうしかないわけですね。

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「動植綵絵」と「釈迦三尊像」を見終わると当然がっくり疲れてしまったわけですが、怒りの感情がむくむくと湧き上がってきました。
「この俺様をこんなに待たせやがって!」

その怒りがミュージアムショップで爆発!冷静さを忘れて
「ちくしょう、これも買ってやる!」「あれも買ってやる!」と1万円以上の散財してしまいました。もう相国寺の思うつぼってやつですね。


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