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2008年4月14日 (月)

宜候 (YOSORO)

「オーライ、船長、船酔いしそうですよ」

思わずこんな言葉をつぶやいてみたくなるようなアルバムが
「ヘイト船長とラヴ航海士」
なのでした。

ヒップホップ以降のサイケデリックとでも言いましょうか。
どう展開するか予断を許さないスリリングな作品なのですよ。

私はムーンライダースは全く聴いたことがないので
(なんでかなぁ。いつも気になってはいたんですが
ホントに聴いたことがないんです)
この「視界不良」な音作りが慶一さんの意向なのか
恵一さんのディレクションなのかはよくわからないですが
どちらにしろ作品のクォリティを考えるとこの組み合わせが大成功なのは
間違いないでしょうね。

言葉遣いも独特。
慶一さんのつくる作品っていつもこんな感じなんでしょうか。
意味ありそうで(たぶん)無いような歌詞が
聴くたびにいちいち引っかかってきます。
この「実験的な構成」はなんとなく70年代の雰囲気が香りますね。
「アングラ」なんていう言葉が思い浮かびます(よく知らないけど)。
LPをひっくり返しながら聴くとぴったりかも。

古臭いけれども21世紀の日本でなければ生まれない。
湿っていて、薄暗くて、なんだかせつない。
そう、とても「せつない」作品集なのです。

今年のベストはもう決まり(かな?)。
聴かなきゃ損する出色の出来としておきましょう。

Keiichi

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